ひとの身になって想像する

このところ、患者様とお話していて頻繁に出てくること。

 

それは病棟スタッフの日々の 入院患者様への対応の端々に出てしまっているぞんざいさ。

ちょうど親世代70代の認知機能の保たれた方々からのご意見。

一つ一つがごもっとも。

 

いくら忙しくても、いくらお相手の認知機能が低下していたとしても、人に関わるとき、お相手の尊厳をおもい行動出来ているか。

わたしも病院で働き始めた頃から不思議だった業界あるあるかもしれない マインド。

どことなく上から目線な在り方。

 

医療もサービス業だとおもうし、

幸いにも上場企業の社長秘書を長年務めた祖父の紳士的な在り方を どこか無意識にモデルにして育った者ゆえのプライドもおそらくわたしの中にあるのですが。

 

身動きの取れない方のベッドサイドから離れるときにナースコールが押せる状態か確認し、声かけしご本人に確認していただいて離れる·····

 

車椅子へのすわり方を直す時にズボンやオムツもろとも引っ張りあげる····それは お股にくい込んだりして不快だろうから大腿骨や骨盤など安定した軸を支えに直して差し上げる·····

 

例えば、そんな類いの当たり前だとおもっているアクション。

していないスタッフが多いと知ったこの頃なのです。

 

若手指導をさせていただくときにも、「相手の身になって」という思考基準が おもうように共有できなくて、四苦八苦することもあります。

育ってきた社会 体験してきたことのちがいも感じるひとコマなのですが·····。

 

 

わたしもできるのにしていないことがないか、ふりかえってみよう。

 

そして 中堅ゆえにできることはしてみよう。


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